お風呂上がりのヘアケア、ちゃんとできていますか?“適当に乾かす”、 “とりあえずドライヤー”では、翌朝の「寝ぐせ」「パサつき」「まとまりにくい髪」に悩まされがち。この記事では、風呂上がりのヘアケアの正しい順番を明確にし、おすすめアイテムを取り入れたステップをご紹介。忙しいあなたでも続けられる習慣化のコツと共に、翌朝ラクになる“まとまる髪”を育てる具体的方法をお届けします。
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この記事のまとめ
風呂上がりのヘアケアは、正しい順番を守ることで翌朝のまとまりが劇的に変わります!
タオルドライ・アウトバストリートメント・ドライヤーの3ステップを意識するだけで、髪の扱いやすさがアップ。
髪質に合ったアイテムや乾かし方の工夫に加え、香りケアで心もリラックス。
毎日続けやすいナイトルーティンとして、髪と心をいたわる新習慣を始めてみましょう。
風呂上がりはヘアケアの順番がカギ!まず見直したい基本の流れ

なぜ風呂上がりすぐのヘアケアが重要なのか
お風呂上がりは、髪にとって最もダメージを受けやすいタイミングです。髪が濡れている状態では、キューティクルが開き、外部の刺激に非常に敏感になります。そのまま放置してしまうと、髪内部の水分やタンパク質がどんどん蒸発し、乾燥・ごわつき・枝毛などのトラブルを引き起こします。特に自然乾燥派の方は注意が必要です。キューティクルが開いたままの状態で空気にさらされることで、摩擦や雑菌、ホコリなどの影響を受けやすくなり、頭皮環境の悪化にもつながりかねません。
また、風呂上がりに髪をそのままにしておくと、寝ている間に枕との摩擦で髪が傷ついたり、寝ぐせの原因になったりします。これは、ただの見た目の問題だけでなく、髪の構造そのものに深刻なダメージを与える可能性があります。つまり、風呂上がりのほんの10〜15分のケアが、髪の健康状態に大きな違いを生み出すのです。
最近では、SNSや美容雑誌でも「風呂上がりのゴールデンタイムケア」が注目されています。これは、髪がまだ少し湿っているタイミングで適切な処置を施すことで、栄養成分がより浸透しやすくなるという考えに基づいています。化粧水をお風呂上がりにすぐ塗るのと同じで、髪にも“最も吸収が良い瞬間”があるのです。これを逃さずに活用することで、トリートメントやオイルの効果を高め、より美しい髪へと近づけます。
・髪の毛をサラサラにする方法|美髪の秘訣は毎日の少しの工夫 の記事はコチラ
基本の3ステップ!タオル→アウトバス→ドライヤーの順番
風呂上がり ヘアケアを成功させるには、基本の“順番”を正しく理解し、毎日のルーティンに組み込むことが大切です。多くの人が見落としがちですが、順番を守るかどうかで、同じアイテムでも効果が大きく変わってきます。まず最初に行うのが「タオルドライ」です。濡れたままの髪をそのまま放置せず、できるだけ早く水分を拭き取ることが大切です。このとき注意すべきは、絶対に“こすらない”こと。ゴシゴシと摩擦を加えるのではなく、吸水性の高いマイクロファイバータオルで優しく包み込むように押さえるのが理想です。
次に行うのが「アウトバストリートメント」の塗布です。これは、まだ髪が完全に乾く前、少し湿っている状態で行うのがベスト。髪の中間から毛先にかけて、特にダメージを受けやすい部分に重点的に塗布します。ここで使うアイテムは髪質に応じて選ぶことが大切です。乾燥しやすい人はミルクタイプ、広がりを抑えたい人はオイルタイプ、軽さを求める人にはミストタイプがおすすめです。塗布後は手ぐしやコームで均一に伸ばし、髪全体になじませるようにしましょう。
最後は「ドライヤー」での乾燥です。ここでも順番が重要で、まずは根元から乾かしていきます。根元が湿ったままだと、翌朝のスタイリングが決まりづらく、クセやぺたんこ髪の原因になります。温風で全体を乾かしたあとは、最後に冷風を当ててキューティクルを閉じることで、ツヤとまとまりが格段にアップします。この一連の流れを10分以内で終えることができれば、負担も少なく、無理なく習慣にすることができます。
順番を間違えている?ありがちなNGヘアケア例
多くの人が何気なく行っている“間違ったヘアケア習慣”が、美髪への道を遠ざけていることに気づいていないかもしれません。まずよくあるのが、「ドライヤー前に何もつけずに乾かす」パターンです。これは髪に直接熱を当ててしまうことで、キューティクルを焼いてしまい、ダメージが蓄積される原因になります。アウトバストリートメントを使わないままドライヤーを当てるのは、まるで日焼け止めなしで真夏の太陽の下に出るようなものなのです。
また、タオルドライを適当に済ませてしまい、びしょびしょのままドライヤーをかける人もいますが、これも髪に負担をかけるNG行動です。水分が多すぎると、ドライヤーの熱が無駄にかかりすぎてしまい、時間もかかる上に髪の内側まで乾かないこともあります。さらに、アウトバストリートメントの順番を間違えて、完全に乾いた髪に後からつけても、成分がなじみにくく、表面に浮いてしまうケースも多く見受けられます。
他にも、「タオルでゴシゴシこすってしまう」「根元を乾かさず毛先だけ乾かす」「冷風を使わず温風だけで乾かしきる」といったNG行動も要注意。いずれも“なんとなくやっている”習慣の中に、髪にとって負担となる要素が潜んでいます。正しい順番と方法を守るだけで、今使っているアイテムの効果が格段にアップすることを、ぜひ実感してみてください。
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風呂上がりのヘアケアにおすすめのステップとアイテム

タオルドライのやり方ひとつで仕上がりが変わる
タオルドライは、風呂上がり ヘアケアの第一歩です。この工程を雑に済ませてしまうと、後のトリートメントやドライヤーの効果が半減してしまいます。まず大前提として、使うタオルは吸水性が高く、摩擦が少ない素材を選びましょう。特におすすめなのはマイクロファイバー製。水分をすばやく吸収し、こすらなくても十分なタオルドライが可能です。
タオルドライの正しい方法は、髪全体をタオルでやさしく包み込み、頭皮に向かって押さえるように水分を取ること。絶対にゴシゴシこすってはいけません。キューティクルが摩擦で剥がれてしまい、枝毛やパサつき、切れ毛の原因になります。また、タオルで何度か軽く押さえた後、毛先をタオルで挟み込んで少しずつ絞るように水分を吸収させるのが効果的です。
タオルドライがきちんとできていると、後に使うアウトバストリートメントがしっかり浸透しやすくなり、ドライヤーの時間も大幅に短縮されます。逆にここで水分が多く残っていると、ドライヤーの熱が長時間髪に当たり、ダメージの原因になるのです。時短・美髪・時期問わず使えるタオルドライこそ、すべてのヘアケアの土台といえます。
・湿気で髪が爆発する原因と対策|うねり・チリチリ髪を防ぐ梅雨のヘアケア術 の記事はコチラ
ドライヤー前のおすすめアイテムと使い方
タオルドライが終わったら、次はアウトバストリートメントの出番です。これは髪をドライヤーの熱や乾燥から守るために欠かせないステップ。髪質や仕上がりの希望に合わせて、オイル・ミルク・ミストの3種類から選ぶと良いでしょう。
オイルタイプはツヤを出しつつ重さも加わるため、広がりやすい髪やパサつきがちな人におすすめ。少量でしっかり髪をコーティングしてくれるので、湿気対策にもなります。ミルクタイプは保湿力が高く、柔らかさを出したい人や乾燥しやすい季節に向いています。ベタつきが少なく、自然な仕上がりになるのが魅力です。ミストタイプは一番軽やかで、ペタッとしやすい髪質や猫っ毛の人にぴったり。寝ぐせ直しにも使えるため、朝のスタイリングにも活用できます。
使用量はショートヘアで1プッシュ、ミディアムで2プッシュ、ロングで3〜4プッシュを目安に。必ず毛先から中間にかけてなじませ、根元にはつけないよう注意してください。最後に手ぐしやブラシで全体を整え、成分が均一に行き渡るようにします。アイテムの効果を最大限に引き出すためには、つけ方にも“順番”と“塗布箇所”の工夫が必要なのです。
風呂上がりの髪質別おすすめケア法(直毛・くせ毛・パーマ)
髪質によって適切なケア方法や使うアイテムは異なります。同じ風呂上がり ヘアケアでも、直毛・くせ毛・パーマヘアでは重視すべきポイントが違うため、自分に合ったやり方を見つけることが重要です。
直毛タイプの人は、基本的に水分バランスが良く、比較的トラブルが少ない傾向があります。軽めのミストを使ってツヤを与えつつ、ドライヤーで形を整えるだけで十分。ただし、乾かしすぎると“ピンピン”とハリすぎてしまうため、最後に冷風で調整すると柔らかさが出ます。
くせ毛タイプは、湿気の影響を受けやすく、広がりやすいのが特徴。重めのミルクやオイルを使って、湿気をシャットアウトするコーティングが必要です。特に毛先がうねりやすい方は、指先でひねるように塗布してあげると、まとまりが良くなります。
パーマスタイルの方は、ウェーブやカールをつぶさないことが大前提。ミストで軽く湿らせたあと、ムースやミルクをもみ込むように塗布し、自然な動きをキープしましょう。乾かす際はドライヤーの風を上からでなく、下から手のひらで包むように風を当てると、パーマの立体感を保ったまま乾燥させられます。
髪質別に“合うもの・合わないもの”を把握しておくと、日々のケアが格段に効率化されます。必要なのは、情報を鵜呑みにするのではなく、“自分の髪で実験して確かめる”柔軟さです。
翌朝ラクになる風呂上がりのヘアケアのおすすめテクニック

風呂上がりにやっておくと寝ぐせが減る乾かし方のコツ
翌朝のスタイリングをラクにする最大のポイントは、夜のうちにどれだけ丁寧に髪を乾かせるかにかかっています。特に寝ぐせがつきやすい人は、髪の根元が湿ったまま寝てしまっている可能性が高いです。根元の水分が乾かないまま寝ると、寝ている間に髪の根元が潰れたり、変な方向にクセづいてしまったりする原因になります。
まず意識したいのは“髪の分け目”と“根元からのドライ”。ドライヤーの風を、分け目に対して垂直に、やや下から持ち上げるように当てて乾かすことで、髪の根元が立ち上がり、翌朝のぺたんこ防止になります。さらに、髪を完全に乾かしたあと、冷風を根元から毛先までしっかり当てることでキューティクルが整い、湿気や摩擦の影響を受けにくくなります。
寝ぐせ防止において、枕の素材にも注目してみましょう。綿のカバーは吸水性が高い一方で摩擦も大きく、髪を傷める原因になります。シルクやサテン素材の枕カバーを使用することで、寝返りによる摩擦を減らし、スタイリング崩れを防げます。
また、髪の“分け目”を固定してしまうと寝ぐせの原因になるため、就寝前にジグザグにしたり、分け目を少しずらすと、自然なボリュームが出て朝のセットがしやすくなります。風呂上がりにしっかり乾かす+細かい工夫で、朝の手間を大きく減らせます。
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ナイトルーティンに取り入れたい香りケアのすすめ
ヘアケアは髪の健康だけでなく、心にも働きかけることができます。風呂上がりに取り入れたいのが「香りケア」。ナイトミストやアロマ成分配合のアウトバスアイテムを使うことで、リラックス効果を得ながら美髪ケアが叶います。香りには自律神経を整える効果があるとされ、睡眠の質にも好影響をもたらします。
特におすすめなのは、ラベンダー・カモミール・ネロリといった鎮静系の香り。ストレスの多い一日を過ごしたあと、これらの香りに包まれながら髪をケアする時間は、まさに癒しそのものです。ナイトオイルに精油が含まれている製品も多く、タオルドライ後に数滴を手のひらに取り、毛先を中心に塗布することで、翌朝の髪がまとまりやすくなるだけでなく、香りが持続して枕元まで心地よくしてくれます。
香りのアイテムは、単に良い匂いがするだけでなく、“自分を労わる儀式”としても機能します。忙しい日々のなかで、たとえ5分でも自分のために手をかける時間は、メンタルケアにもつながります。スキンケアと同じように、ヘアケアもルーティン化することで、継続しやすくなります。
さらに、香りの種類を曜日や気分で変えてみるのもおすすめです。月曜はリフレッシュ系、金曜はご褒美の甘めフレグランスなど、小さな変化をつけることで飽きずに楽しめます。風呂上がりの習慣に「香り」というエッセンスを加えることで、髪も心も満たされるナイトルーティンを完成させましょう。
風呂上がりのヘアケアで翌朝が変わる!体験談とおすすめ習慣
実際に風呂上がり ヘアケアの順番とおすすめアイテムを習慣にした人たちからは、「朝のスタイリングが格段にラクになった」「髪がしっとりまとまりやすくなった」「広がりやすい髪質でも寝ぐせが減った」など、ポジティブな声が多数寄せられています。
30代女性Aさんは、以前は自然乾燥派でしたが、夜の10分間をヘアケアに充てるようになってから髪のまとまりが劇的に改善したそうです。特に「タオルドライ→ミルクトリートメント→ドライヤー→冷風仕上げ」の順番を守るようにしたことで、翌朝のブロー時間が半分以下に。彼女いわく「朝から髪が決まっていると気分も上がる」とのこと。
また、20代後半のBさんは、くせ毛による広がりに長年悩んでいました。オイルタイプのアウトバスアイテムを取り入れたことで湿気の影響が減り、髪のまとまりが格段に向上。さらに、香りつきのナイトオイルを使うようになってから、ヘアケアの時間が「一日の癒しタイム」になったと語っています。
これらの体験談に共通しているのは、「ちょっとした意識の変化と継続」が成果につながっている点です。高価なアイテムを使うよりも、自分に合った順番とステップを丁寧に守ることが、美髪への最短ルートなのかもしれません。風呂上がりという“ゴールデンタイム”を活かして、あなたの髪と心を育てる新習慣を今日からはじめてみませんか?
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[出典]Schwarzkopf、philipkingsley、Be beautiful