毛穴のざらつきやくすみ、家でサッと整えたい。炭酸パックを手作りすれば、肌のトーンもメイクのりも上向き。必要なのは身近な材料と正しい手順だけ。
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【この記事のポイント】
- 炭酸パックを手作りするための基本材料と作り方を紹介
- 手作り炭酸パックを安心して使うための注意点
- 保湿や角質ケアを高める手作り炭酸パックの追加アイテム
- 敏感肌の人でも安心できる注意点とQ&Aをまとめ
炭酸パックを手作りする時の押えるポイント

炭酸パックはなぜ肌にいい?美容効果と働きの仕組み
「炭酸パック」と聞くと“シュワッとした泡が気持ちいい”というイメージを持つ方も多いですが、その感触の裏には肌に嬉しい働きが隠れています。炭酸ガス(二酸化炭素)は肌の表面に届くと、一時的に毛細血管が拡張され、血流を促進する作用があるといわれています。
血行が良くなることで、肌に酸素や栄養が届きやすくなり、結果的に顔色が明るく見えるようになるという仕組みです。また、古い角質や毛穴の皮脂詰まりをやさしく浮かせてくれることから、洗顔では取り切れない汚れのケアにも期待されています。
さらに、肌のターンオーバーがスムーズになれば、くすみが抜けて透明感が出やすくなるとも考えられており、メイクのノリやもちも変わったと感じる方もいます。こうした多面的なアプローチが、炭酸パックの“肌をリセットする”というイメージにつながっているのです。
POINT|炭酸パックで期待される主な効果
血行促進によるトーンアップ、毛穴汚れの浮き上げ、角質ケアによる透明感の向上など
▶肌の水分量は年齢別に違う?測定方法と増やす方法も解説 の記事はコチラ
簡単にできる炭酸パックの作り方を材料から解説
炭酸パックは、実はたった3つの材料で手軽に作れます。基本となるのは「重曹」「クエン酸」「精製水」のみ。この3つを混ぜることで炭酸ガス(二酸化炭素)が発生し、その発泡作用を利用して肌をやさしくケアできるのが魅力です。
【基本のレシピ(初心者・部分使用向け)】
- 重曹(食品または化粧品グレード):15ml
- クエン酸(同上):5ml
- 精製水または常温の水:10〜15ml(反応具合を見て調整)
清潔なガラスボウルに重曹とクエン酸を入れ、精製水を少しずつ加えて混ぜると発泡が始まります。勢いよく泡立てると刺激が強くなってしまうため、反応をコントロールするように優しく混ぜましょう。
作り置きはNG。炭酸ガスは時間とともに抜けてしまうため、完成後はできるだけ早く顔に塗布し、3〜5分を目安に洗い流してください。
【応用編|ジェルタイプで保湿&密着感をアップ】
液だれしにくく保湿力も高めたい場合は、「キサンタンガム」と「グリセリン」を追加してジェル状にするのがおすすめです。
- 重曹(食品または化粧品グレード):15ml
- クエン酸(同上):5ml
- 精製水または常温の水:15ml
- グリセリン:5ml
- キサンタンガム:ひとつまみ(約1g)
重曹・クエン酸・水・グリセリンを先に混ぜた後、キサンタンガムを少しずつ加えてとろみを出していきます。粉を一気に入れるとダマになりやすいため、振り入れるように加えるのがポイントです。
ジェルタイプは肌への密着感がアップし、炭酸効果もより感じやすくなります。乾燥肌や敏感肌の方には特におすすめです。
キサンタンガムやグリセリンはネット通販で購入できますが、必ず化粧品用グレードを選びましょう。
POINT|応用編では保湿力・密着感・使用感が格段にアップ
より本格的なケアを求める方はキサンタンガムとグリセリンを取り入れて。
重曹・クエン酸は肌に使っても安心?
重曹もクエン酸も、掃除用や工業用としても市販されていますが、肌に使う場合は「食品用」または「化粧品用」と明記されたものを選ぶことが絶対条件です。掃除用グレードは粒子が粗く、不純物が混ざっていることが多く、肌荒れや刺激の原因になる恐れがあります。
特に重曹はアルカリ性のため、皮脂や汚れを落とす作用がある一方で、強すぎるとバリア機能を損なう可能性も。敏感肌やトラブルのある時期には避けるか、低濃度でパッチテストを行った上で使用しましょう。
また、市販の「入浴用」と記載のあるものも、肌用としては使用できないことがあります。選ぶ際には必ず成分表記やグレード表記を確認し、安全なものだけを使うようにしてください。
POINT|“肌に使える”と明記された重曹・クエン酸を選ぶ
食品・化粧品グレード以外は絶対に使用しないのが鉄則。
▶毛穴汚れを落とすクレンジングのやり方 ― オイル・乳化の基本でいちご鼻や角栓対策も の記事はコチラ
手作り炭酸パックには衛生管理を徹底しよう
炭酸パックの材料は湿気を吸いやすく、雑菌が繁殖しやすい環境にあるため、保管方法には十分注意が必要です。まず、開封した重曹やクエン酸はしっかり密閉して冷暗所に保存。できれば乾燥剤を一緒に入れるとベターです。
また、炭酸パック自体は作り置きNG。炭酸ガスは時間が経つと抜けてしまい、発泡作用が弱まるだけでなく、成分の変質や雑菌繁殖のリスクも高まります。毎回作りたてを使用するのが基本です。
使い終わった器具(ボウルやスプーンなど)は、ぬるま湯で洗浄した後、アルコール消毒または煮沸消毒をするとより安心。特に敏感肌の方は、衛生状態が肌トラブルに直結しやすいため、丁寧な管理が求められます。
POINT|材料も道具も“湿気・雑菌対策”が基本
安全なスキンケアのためには清潔さと密閉保存を徹底して。
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手作りの炭酸パックで効果を高める追加アイテム

はちみつ追加で保湿と密着感を高める
炭酸パックの効果をさらに高めたいなら、「はちみつ」を加えるのがおすすめです。はちみつは保湿力が高く、肌にうるおいを与えるだけでなく、天然の抗菌作用を持っているため肌荒れ予防にもつながります。
また、はちみつを加えることで、パックのテクスチャーが程よく重くなり、肌への密着感がアップします。これにより、炭酸ガスが肌に長くとどまりやすくなり、効果がより感じやすくなるというメリットも。
使用するはちみつは純粋なもので、できれば無添加・非加熱のものを選ぶと良いでしょう。加える量は小さじ1程度。入れすぎるとベタつきが強くなってしまうため、少量から調整してみてください。
POINT|うるおいと密着感の強化にははちみつが最適
はちみつを加えることで乾燥肌でもしっとり感を実感しやすく。
ヨーグルトの乳酸でやさしく角質ケア
ヨーグルトには乳酸が含まれており、これが肌表面の古い角質をやさしく落とす“ナチュラルピーリング”の役割を果たします。炭酸パックにヨーグルトを加えることで、毛穴汚れだけでなく、くすみやごわつきが気になる肌にも効果的なケアが可能になります。
ヨーグルトを使う際は、プレーンで無糖のものを選びます。加糖されたヨーグルトは逆に肌への刺激になったり、菌のバランスを崩す要因となることがあるため注意しましょう。使用量の目安は小さじ1〜2程度。
週に1〜2回の使用を目安にし、赤みが出やすい方は様子を見ながら取り入れてください。冷蔵保管されているヨーグルトは冷たさで肌を刺激することもあるため、使用前に室温に戻しておくと安心です。
POINT|ヨーグルトの乳酸はくすみ肌にやさしく働く
強い刺激なく、透明感とやわらかさを引き出したい人に。
▶眉毛の乾燥による皮むけ・フケに悩む女性へ|原因から保湿ケアまで徹底解説 の記事はコチラ
オイルやアロエで刺激を緩和し乾燥対策
炭酸パックは発泡による刺激を感じやすいケアでもあるため、肌が敏感な方や乾燥が気になる方には「植物オイル」や「アロエジェル」の追加が効果的です。これらの成分にはバリア機能をサポートし、肌のうるおいを保つ働きがあります。
おすすめのオイルはホホバオイル、スイートアーモンドオイル、オリーブオイルなど。どれも肌なじみがよく、酸化しにくいものを選ぶのがポイントです。アロエジェルは保湿に加えて炎症を抑える効果も期待でき、日焼け後や肌がゆらぎがちな時期にも向いています。
オイルは数滴、アロエジェルは小さじ1を目安に混ぜ込みます。しっかり混ぜることで全体がなめらかになり、塗りやすさもアップします。
POINT|保湿力を上げつつ刺激をやわらげる素材を味方に
乾燥しやすい季節には、炭酸+オイルorアロエでケアの質を引き上げて。
部位別の塗り分けと置き時間の目安
炭酸パックは「どこに、どれだけ、どれくらいの時間」で使うかによって効果が変わります。肌の薄い目元や口元にまで同じように塗布すると刺激が強すぎることも。部位別に適した塗り方と置き時間を知っておくことが重要です。
【部位別の塗布目安】
部位 | 塗布量 | 置き時間 |
---|---|---|
Tゾーン | やや厚め | 5分 |
頬・あご | 薄く均一に | 3〜4分 |
目元・口元 | 避ける or 薄く少量 | 2分以内 |
また、放置時間が長すぎると肌への刺激や乾燥を引き起こす場合があります。パック中は肌が温まる感覚があれば効果が出ているサインなので、痛みやかゆみを感じたらすぐに洗い流してください。
POINT|部位別に「適量・適時間」を意識して使うのがコツ
どんなに良い成分でも使い方次第で肌負担になることも。
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炭酸パックを手作りする際の注意点とQ&A

敏感肌でも使える?濃度と使用頻度の見極め方
炭酸パックは美容効果が期待できる反面、発泡による刺激があるため、特に敏感肌の方は注意が必要です。大切なのは、使用する濃度の調整と、頻度のコントロール。
まず濃度について。基本レシピである「重曹3:クエン酸1」の比率は標準的ですが、敏感肌や乾燥が気になる方には「重曹2:クエン酸1」にすると刺激がややマイルドになります。発泡が弱く感じるかもしれませんが、肌への優しさを優先する方が安心です。
また、使用頻度は週1〜2回までを推奨します。頻繁に使いすぎると、角質層のバリア機能に影響が出る可能性があり、逆に肌トラブルを引き起こす原因になります。
初めて使う場合は、まず二の腕や手首などでパッチテストを行い、赤み・かゆみが出ないかを確認してから使いましょう。肌の状態は日によって変化するため、問題なく使えた実績があっても、毎回“肌の声”を聞きながら使うことが大切です。
POINT|「刺激がないか」毎回肌と相談する習慣を
効果重視でもやりすぎはNG。肌を守る意識を忘れずに。
▶肌のくすみをチェックして透明感を取り戻す!色別の原因も解説 の記事はコチラ
手作り炭酸パックを効果的に使うためのQ&A
手作りの炭酸パックを取り入れる際、気になる疑問は尽きませんよね。ここでは、よくある質問をまとめてご紹介します。
Q. 炭酸パックは毎日使っても大丈夫?
A. 基本的には週1〜2回の使用が目安。毎日は刺激が強すぎる可能性があります。
Q. 目元や唇まわりにも使っていいの?
A. 皮膚が薄く敏感な部位は避けた方が安全です。使う場合はごく少量で短時間にしましょう。
Q. 炭酸の泡が出なかったけど失敗?
A. 材料の分量や反応タイミングで変化します。泡が出なくても、効果がゼロになるわけではありません。
Q. 手作りパックを冷蔵庫で保存して使い回してもいい?
A. 作り置きは避けましょう。炭酸ガスはすぐに抜けてしまうため、毎回作りたてを使用してください。
Q. 入浴中に使うと効果が高まるって本当?
A. 湯気で毛穴が開いた状態で使うと汚れが落ちやすくなることがありますが、長時間の放置は避けましょう。
Q. 重曹パックを手作りするにはどうすればいい?
A. 重曹とクエン酸を3:1の比率で混ぜ、水を加えて発泡させるだけでOK。精製水を使うと肌にやさしく、必ず食品グレードまたは化粧品グレードの素材を使うようにしてください。
手作り炭酸パックは自由度が高い分、使い方次第でその効果にも差が出ます。何度か作ってみながら自分の肌にベストなバランスの炭酸パックの作り方を見つけてください。
[出典]Dr.Select、ロスゼロ、スキンケア大学