素足になる季節、気になるのはガサガサのかかと。せっかくのおしゃれも、角質の目立つかかとでは気分が沈みがちに。人前でも自信を持てる足元を目指すなら、正しい角質ケアを知っておくことが大切です。
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【この記事のポイント】
- かかとに角質ができる仕組みやトラブルの原因
- 自宅でできるかかとの角質のケアの具体的な方法を解説
- かかとだけでなく、ひざ・ひじの角質ケアも解説
- 継続しやすいかかとの角質ケアの習慣や保湿ケアの工夫
角質ケアでかかとを整える前に知っておきたい基礎知識

かかとの角質はなぜできる?その原因と役割を解説
かかとの角質は、私たちの体にとって大切な防御反応のひとつ。歩くたびに体重がかかる部位だからこそ、刺激や圧に対して皮膚が硬くなり、角質が厚くなるのは自然なことです。特にヒールや硬い靴をよく履く方、長時間の立ち仕事が多い方、裸足で過ごすことが多い方は、かかとにかかる圧力や摩擦が増え、角質がたまりやすくなります。
また、加齢とともに皮脂腺の働きが低下し、かかとの皮膚は乾燥しがちに。水分と油分のバランスが崩れることで肌のバリア機能が低下し、角質が分厚く、硬くなってしまいます。さらに、足裏には汗腺は多く存在しますが皮脂腺がほとんどないため、もともと乾燥しやすい構造になっているのも原因のひとつです。
つまり、かかとの角質は「守るために厚くなる」もの。だからこそ、無理に削るのではなく、丁寧なケアと適切な保湿で、肌の代謝をサポートしながら整えていくことが大切です。
POINT
かかとの角質は、摩擦や圧力、乾燥などから肌を守るためにできる防御反応。放置せず、ケアと保湿の両方をバランスよく取り入れることが重要です。
角質ケアを怠るとどうなる?かかとに起きるトラブル
「かかとの角質が気になるけど、見えない部分だから放っておいても平気」と思っていませんか?角質ケアを後回しにすると、見た目の問題だけでなく、トラブルに繋がるリスクも高まります。まず第一に挙げられるのは、角質が厚くなりすぎることでのひび割れ。乾燥が進んだ状態で角質が硬くなると、肌の柔軟性が失われ、少しの動きでも表皮に亀裂が入ることがあります。
この亀裂が深くなると、出血をともなう痛みや歩行時の違和感が出てくる場合もあり、放置すればするほど悪化してしまいます。また、ひび割れた部分から細菌が入り込み、炎症や感染症を引き起こす可能性もゼロではありません。見た目の問題に加え、衛生面でもリスクがあることを理解しておく必要があります。
さらに、角質が厚くなると皮膚のターンオーバーも乱れがちになり、古い角質がどんどん蓄積される負のスパイラルに陥ります。こうなる前に、定期的な角質ケアで余分な角質をやさしく取り除くことが、美しい足元への第一歩です。
POINT
かかとの角質を放置すると、ひび割れや感染症の原因に。見た目だけでなく、健康面でもケアが欠かせません。
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かかとの角質をケアするベストなタイミングとは?
かかとの角質ケアは、タイミングを見極めることで効果が格段に高まります。おすすめなのは、入浴後やフットバスの後など、角質がやわらかくなったタイミングです。お湯によって皮膚の角層がふやけ、不要な角質が落ちやすい状態になります。この状態で優しく角質をオフすると、肌への負担が少なく、なめらかな仕上がりに近づきやすくなります。
逆に、肌が乾いた状態で強引に角質を削るのはNG。皮膚を傷つけるリスクがあるだけでなく、逆に角質がさらに硬くなることもあるため、注意が必要です。また、頻繁に角質ケアをしすぎるのも避けたいポイント。週1〜2回程度を目安に、自分の肌の状態を見ながら調整していきましょう。
なお、かかとの保湿は毎日が理想的です。角質ケアの直後に保湿クリームやオイルをたっぷり塗って、柔らかい靴下で密封することで、潤いがしっかりと浸透しやすくなります。角質を落とすだけでなく、その後の保湿と保護までセットで行うのが、トラブルを防ぐ最大の秘訣です。
POINT
かかとの角質ケアは入浴後など、肌がやわらかくなっているタイミングで行うのがベスト。頻度と保湿のバランスも重要です。
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かかと角質ケアの方法|自宅でできるケアの実践法

かかと角質パックの正しい使い方と選び方
かかとの角質ケアといえば、手軽に始められるのが「かかと角質パック」。パックタイプは美容液やピーリング成分が含まれた液に一定時間足を浸すことで、古い角質を柔らかくし、後日自然と剥がれ落ちる仕組みです。ただし、使用方法を間違えると乾燥や刺激の原因になるため、正しい使い方と商品選びが重要です。
まず使用前には、パッチテストを行って肌に合うかを確認しましょう。使用時間は商品ごとに異なりますが、長く放置しすぎると逆に肌荒れの原因になることがあります。指定された時間を守ることが、安全で効果的なケアの基本です。
また、角質パックの選び方もポイント。フルーツ酸や乳酸など、刺激が少なく保湿成分も配合されたものを選ぶと、肌にやさしくケアができます。香料やアルコールが強い商品は避け、肌に必要な潤いを保ちながら角質をオフできるものを選びましょう。
POINT
かかと角質パックは、正しい使用時間と成分選びが成功のカギ。肌へのやさしさを優先し、使用後は保湿ケアを忘れずに。
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かかと角質ピーリングでツルツル肌を目指す方法
もうひとつ人気のかかとの角質ケア方法が「角質ピーリング」。市販のピーリングジェルや専用クリームを使い、古くなった角質を優しく取り除く方法です。化学的な角質除去成分(AHAやBHAなど)が含まれており、軽くマッサージするだけでポロポロと角質が浮き上がるのが特徴です。
使用時のポイントは、力を入れすぎず“なでるように”行うこと。摩擦をかけすぎると、皮膚に小さな傷がついたり、逆に角質が厚くなる原因になることもあります。ピーリング後はすぐにぬるま湯で洗い流し、保湿ケアを徹底しましょう。乾燥した肌にはピーリングを控えるのが安全です。
また、ピーリングは週1回程度が目安。やりすぎは肌のバリア機能を弱めることになるため、肌の状態を見ながら頻度を調整してください。肌がなめらかになることで、保湿剤の浸透力もアップし、ふっくらとしたかかとに近づきます。
POINT
かかと角質ピーリングは“やさしく・ほどよく”が鉄則。週1回を目安に、ケア後は保湿を欠かさず行いましょう。
道具いらず!お風呂でできるかかとの角質をとる方法
「特別なアイテムは使いたくない」「日常の中で手軽にケアしたい」という方におすすめなのが、お風呂での角質ケアです。お湯の蒸気によって自然と角質がやわらかくなり、肌に負担をかけずにケアできるのがメリット。リラックスしながら角質ケアができるので、忙しい人にもぴったりです。
具体的には、湯船に10分以上浸かったあと、手のひらや柔らかいタオルでかかとをくるくると円を描くようにマッサージします。このとき、無理にこすらず、やさしく表面をなでるだけでも古い角質は徐々に落ちていきます。
入浴後は、乾燥する前に保湿ケアを。ローションやクリーム、オイルなどを使って水分と油分の両方を与えましょう。とくに乾燥しやすい冬場や冷房で乾きやすい夏場は、保湿重視のアフターケアがカギになります。
POINT
お風呂の時間を活用すれば、道具なしでもかかとの角質ケアが可能。入浴後すぐの保湿でしっかり仕上げを。
削りすぎに注意!角質ケアでかかとを傷めないコツ
かかとの角質を削るアイテムは即効性があるため、リピーターも多いですが、その反面「削りすぎ」のリスクには要注意です。特に硬いヤスリや金属製のリムーバーなどは、力加減によっては肌を傷めてしまうこともあります。
削りすぎると、皮膚は「刺激から守らなきゃ」と判断し、逆に角質をどんどん厚くしてしまう場合も。悪循環を招かないためには、必ず“乾いていない状態”でケアを行いましょう。入浴後など、皮膚がやわらかくなったときに、スポンジややすりでやさしく表面をなでる程度がちょうど良い方法です。
また、削ったあとの皮膚はとてもデリケート。放置せず、しっかりと保湿クリームを塗ることが大切です。最近では、スクラブ入りの保湿ジェルや、美容成分を含んだ保護バームなども人気。角質ケアの“仕上げ”として取り入れていきましょう。
POINT
かかとの角質を削るときは、やりすぎに注意。ケアはやさしく、仕上げの保湿までが1セットです。
ひざ・ひじの角質のケア方法もかかとと合わせて実践しよう
かかとの角質ケアに取り組むなら、同時に気を配りたいのが「ひざ」と「ひじ」。これらの部位も摩擦が多く、乾燥しやすい場所です。特に黒ずみやゴワつきが気になる部分でもあるため、かかとと同様に丁寧な角質ケアが必要です。
基本的なケア手順はかかとと共通しています。入浴中や入浴後の柔らかくなった状態で、スクラブ入りのクリームやピーリングジェルを使って、やさしくマッサージするようにケアします。その後は保湿クリームでたっぷりと潤いを与えることが重要です。
ひざやひじの場合、衣類との摩擦によって色素沈着が起こりやすいため、角質除去後は紫外線対策や衣類選びにも注意が必要。日焼け止めの使用や、刺激の少ない天然素材の衣類を取り入れると、角質の再発も抑えやすくなります。
POINT
かかとの角質ケアと一緒に、ひざやひじのケアも並行すると全身の美肌印象がアップ。摩擦や紫外線にも気を配って。
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かかとの角質ケアを習慣に|日々のケアと保湿でなめらかな足元へ

かかと角質ケアの効果を高める保湿と靴下選び
せっかく角質ケアを行っても、保湿が不十分では効果が半減してしまいます。かかとの肌は厚く乾燥しやすいため、保湿クリームで水分と油分の両方を補うことが大切です。特にお風呂上がりは水分の蒸発を防ぐゴールデンタイム。角質ケア後すぐに保湿する習慣をつけましょう。
保湿アイテムとしては、尿素配合のクリームやセラミド・ヒアルロン酸などが含まれた高保湿クリームがおすすめです。夜用の集中ケアマスクや、ラップで密封する方法などもあります。
また、靴下の選び方にもひと工夫を。通気性が良く、綿やシルクなど肌にやさしい天然素材の靴下を選ぶと、かかとの乾燥や摩擦を軽減できます。寝る前に保湿したあと、保湿専用のケアソックスを履いて眠ると、翌朝にはしっとりなめらかな足元に。
POINT
かかとの角質ケア後は「保湿+靴下」のダブルケアで効果を最大化。天然素材で肌にやさしいアイテムを選んで。
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かかとの角質を防ぐために気をつけたい日中の行動
角質ケアの効果を長くキープするには、日中の過ごし方にも注意が必要です。たとえば、かかとが乾燥しやすいパンプスやサンダルの長時間使用は、摩擦と乾燥のダブルダメージになりがち。通気性の良い靴を選んだり、中敷きを活用して摩擦を軽減しましょう。
また、靴のサイズが合っていないと、歩行時にかかとへ過度な負荷がかかり、角質が厚くなる原因になります。自分の足に合った靴選びも、美しいかかとを保つポイントです。
さらに、足裏の汗や汚れが長時間放置されると、角質が固くなりやすくなります。日中でも靴を脱いだタイミングでサッと汗を拭き取るようにするなど、小さな工夫がケアの差を生みます。
気をつけたい習慣 | 対策方法 |
---|---|
パンプスや裸足での長時間移動 | 靴下や中敷きで保護する |
足汗や汚れの放置 | こまめに拭き取り、通気性を確保 |
サイズの合わない靴 | フィッティングを見直す |
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かかとの角質ケアについてのQ&A
かかとや角質ケアについてよくある疑問をピックアップして、わかりやすくお答えします。日々のケアにお役立てください。
Q. かかとの角質は削るだけでなく、保湿も必要?
A. はい。角質を削ったあとは乾燥しやすくなるため、保湿ケアを必ず行いましょう。削るだけではなめらかさは持続しません。
Q. 角質パックとピーリングはどう違う?
A. 角質パックは古い角質を自然に剥がすのが目的で、ピーリングは酸の力で角質を溶かして落とすケアです。肌の状態や目的に応じて使い分けましょう。
Q. かかとの角質を削りすぎるとどうなる?
A. 削りすぎると逆に肌が防御反応を起こし、より硬い角質ができることがあります。1週間に1〜2回程度を目安にし、無理に削らないことが大切です。
Q. お風呂のあとに角質を削るのは正しい?
A. はい。角質は水分を含むと柔らかくなるため、お風呂のあとに削ることで肌へのダメージを減らせます。ただし、やりすぎには注意が必要です。
Q. かかとの角質ケアに適した時間帯はいつ?
A. お風呂上がりの夜がおすすめです。肌が清潔で柔らかい状態なので、角質ケアも保湿もより効果的になります。
Q. 保湿ソックスって本当に意味があるの?
A. あります。保湿ソックスはクリームの浸透を助け、かかとの水分蒸発を防ぐので、就寝中の集中ケアに最適です。
かかとの角質ケアは、今日からでも始められる小さな自分磨きの一歩です。大切なのは、正しい知識を持ち、自分のペースで丁寧に続けていくこと。気になる疑問をひとつずつ解消しながら、自分の肌と向き合う時間を楽しんでみてください。ほんの少しの習慣が、季節を問わずなめらかで美しい足元へと導いてくれます。
[参照元]マルホ|皮膚のうるおいを保つ物質とバリア機能、ユースキン製薬「かかと荒れ」、環境再生保全機構、ClevelandClinic